木曽御嶽山の植生

目次
 1.はじめに
 2.田の原湿原
 3.針葉樹林帯から森林限界へ
 4.ハイマツ帯
 5.高山帯の荒原

1.はじめに
 歌で有名な木曾の御嶽(おんたけ)山は、学生の頃に学生実習で登った懐かしい山である。御嶽教という山岳信仰(?)のメッカであり、登山が盛んな山であるので安全でもある。独立峰であるので植物の垂直分布も明瞭である。7合めの田の原まで車で到達できるので、頂上を攻めるのも比較的楽な山の1つであろう。
 最高峰である剣が峰の標高は30676m。登山口「田の原」の標高は2200mであり、標高差は1476m、約4時間ほどの登りである。
木曽御嶽山登山口
 田の原:海抜約2200mからの眺め。

日の出直後の薄暗い状態の撮影であるが、デジカメの威力はすばらしい。
日の出
既に落葉広葉樹林帯よりも高く、針葉樹林の間からの日の出であった。

こんなに天気が良いことは珍しい。
雲海
眼下にミルク状の雲海が広がっていた。

山頂でご来光を拝むべく、既に多くの人が登りつつある。

さて、出発。

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