サルナシ Actinidia arguta (マタタビ科 マタタビ属)
 サルナシはマタタビと同様に、雄しべと雌しべを備える両性花を咲かせる株と雄しべのみを備える雄花のみを咲かせる雄株がある。ただし、雄花と両性花を咲かせる株もあるとのこと。花は葉腋から出るが、雄花は1カ所から3〜7個付き、隣接する葉腋にも付くことが多いので、比較的たくさんの花が付くことになる。一方、両性花は1つの葉腋から多くて数個、1つの枝全体でも数個であることが多い。
 花の直径は1〜1.5cmで、花の色は白色であるが、薄く紫色を帯びることも。花弁は5つで、やや厚ぼったい。雄しべは多数あり、葯は暗紫色。雌しべの柱頭は多数の糸状に分かれている。

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