ヤマハゼ Rhus sylvestris Sieb. et Zucc. (ウルシ科 ウルシ属
 ヤマハゼは関東以西の本州・四国・九州に生育する落葉の小高木。よく似たヤマウルシに比べ、南方系であり、より暖地に多い。葉は9〜11枚の小葉からなり、秋の紅葉は美しい。両面有毛。雌雄異株であり、5月から6月にかけ、総状の花序をつける。果実は扁球形であり、無毛で光沢があり、冬には灰褐色となる。
 ヤマウルシと混在する場所では区別しにくいが、小葉が長細いことと、触ると毛の多少でわかるのだが、皆さんあまり触りたくないようです。果実がなっていると、簡単に判別できるが、雌雄異株であるので、簡単ではない。和名の由来は山に生育するハゼノキである。

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