イヌツゲ Ilex crenata Thunb. (モチノキ科 モチノキ属) |
イヌツゲの花は5月の終わり頃から6(7)月にかけて咲く。雌雄異株であるので、果実がつくのは雌株だけである。花弁は4枚であり、長さ2mmほどで白色。雄花は葉腋から長さ5〜15mmほどの花柄を形成し、枝分かれして2〜6個の花を咲かせる。雌花は葉腋から1つの花が咲く。雄花には4本のおしべがあり、雌花には4本の小さなおしべと中心にめしべがある。果実は秋に黒く熟す。普通は葉の陰に隠れて見えにくいが、時としてたくさんの果実がついていることもある。 |