キヅタ Hedera rhombea (Miq.) Bean  (ウコギ科 キヅタ属)
 キヅタの葉は変化に富んでいる。地面を這っている状態では、掌状に3〜5裂する葉を付けている。十分成長し、木や崖にのぼって花や果実を付けるような老成した枝では、菱状卵形の葉をつける。キヅタの葉の変化は、成熟によるものか、日照条件によるものかはわからないが、少なくとも花がさくようなキヅタの葉は菱形の葉である。このような葉の形の変化は、多くの植物でみられるが、特に同じ科の樹木であるカクレミノに似ていて面白い。
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