イヌシデ Carpinus tschonoskii (カバノキ科 クマシデ属
 イヌシデは本州岩手県以南、四国、九州に分布する落葉高木。多くは二次林に生育し、山道の側などで多い。葉は長さ4〜8cmで側脈が著しく、12〜15対の側脈がある。若枝や葉には毛が多く、葉にはうぶ毛がある。表面の毛は脱落しやすいが、一部は秋まで残る。裏面の毛は著しく、特に脈腋や脈上に毛が落葉時にも残る。シデの仲間はよく似た種が多いが、イヌシデの同定ポイントは、この毛である。花は4〜5月に開花し、尾状に垂れ下がる。
イヌシデ(5/23)(5/23)
イヌシデ(10/20)イヌシデの果穂(10/20)

1.イヌシデ 2. 3.果実 4.枝と樹皮
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