ハナミズキ Benthamidia florida (ミズキ科 ヤマボウシ属
 ハナミズキは昔、アメリカヤマボウシと呼ばれ、植物園に植栽されている程度であった。近年はハナミズキとして広く庭園、街路樹などとして植栽されるようになってきた。種小名の florida に示されているように、アメリカの東部海岸からメキシコにかけて分布する。ワシントンのポトマック河畔に植栽されているソメイヨシノの返礼として日本にもたらされたことは有名である。
 ヤマボウシに似ているが、ヤマボウシが展葉した後に花開くのに比べ、まず花を開く点、花弁のように見える総苞片の先端がくぼむことで容易に区別できる。紅色を帯びるものはベニバナハナミズキと呼ばれる。白花に比べてやや樹勢が弱く、生長に時間がかかるためか価格はより高価である。

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