ハボタン「葉牡丹」  Brassica oleracea L. var. capitata  (アブラナ科 アブラナ属)
 冬の花壇を飾る「葉牡丹」はキャベツの仲間です。キャベツは西ヨーロッパ原産で、ギリシャ・ローマ時代から様々な品種に改良されました。ハボタンは結球しないタイプの品種であり、英語ではflowering cabbage といい、学名はキャベツと同じです。ですから葉牡丹も食べられるに違いありません(ムラサキキャベツを食べていると思えば、何ともないはず)。アブラナ科ですから、そのままにしておくと春には黄色い菜の花が咲きます。
 キャベツ(ハボタン)の渡来は古く、1700年代のはじめには渡来していたと思われる。当初は結球しないタイプであったらしい。その後、日本では明治になるまであまり野菜としては広がらず、ハボタンとして改良されたようです。ハボタンは日本で改良されたという説があるほど江戸時代から多くの品種が作出されました。
ハボタンハボタンの花序
花茎を伸ばした花壇のハボタンハボタンの花
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