ムラサキキャベツ  Brassica oleracea var. capitata (アブラナ科 アブラナ属)
 車を走らせていると、黒っぽいものが畑一面に栽培されていた。ムラサキキャベツであった。古生層地域の丘陵地帯、斜面畑一帯に栽培されており、岡山県の落合町は冬場の一大産地らしい。
 ムラサキキャベツはキャベツの品種の1つである。英語ではred cabbage であるから、直訳すればアカキャベツが正しいことになるが、色は確かに紫キャベツの方が近い。アントシアニン系の赤紫色の色素をたくさん含んでおり、葉緑素の緑と重なって、日光に当たる部分は黒紫色に見える。これだけで食べた記憶はないが、彩りとしてサラダに使われている。種としては、キャベツハボタンと同じであり、ハボタンの赤から紫色のものとよく似ている。
ムラサキキャベツムラサキキャベツの畑:なんだか異様
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