カラクサガラシ Lepidium didynum (アブラナ科 マメグンバイナズナ属
 瀬戸内の前島での調査の際、道端の荒地で悪臭がした。数年前に熊本で見た、カラクサガラシであった。カラクサガラシは南アメリカあるいはユーラシア原産とされる帰化植物で、道端の荒地などに生育する。どうやら飼料用の作物にまぎれて侵入したらしい。牛が食べると乳が臭くなるという。前島では乳牛が飼育されているので、飼料に混入すると問題は大きいであろう。広がらないことを祈りたい。
 岡山県野生生物目録(2003)には記載がないので、岡山県初記載であると思われる。
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