ハナガガシ
Quercus hondae
Makino
(
ブナ科
コナラ属
)
ハナガガシの堅果(ドングリ)は、ウラジロガシなど常緑カシ類のものとよく似ている。堅果だけではあまり区別がつきそうにない。新鮮なものだと、表面にワックスがあり、白い粉がかって見える。表面は縦に薄く筋があるもののほぼ平滑で、肩にわずかに毛がある。
ハナガガシの堅果は2年成であり、開花した翌年の秋に熟する。10月ごろから観察していたのだが、堅果はなかなか落ちてこない。やっと落ち始めたのは晩秋で、落葉樹の葉が完全に落ちきる頃だった。
1.
ハナガガシ
2.
樹皮や樹形
3.
綾で見たハナガガシ
4.
堅果
文章・画像:
太田 謙