コナラとナラガシワの比較
コナラの枝;若枝は絹毛が密生、秋でも頂芽付近には毛が残るコナラの雌花序;雌花は点々と離れて付く若いドングリ;柄がある
ナラガシワの枝;太くて無毛ナラガシワの雌花序;柄は伸びず、雌花は密集するナラガシワの若いドングリ;柄は短く、ほとんど見えない

コナラとナラガシワの区別点

コナラナラガシワ
葉の大きさ長さ5〜15cm(〜20cm)長さ10〜30cm
側脈の数7〜12対(多くは10対以下)10〜20対(多くは10〜15対)
鋸歯鋸歯はやや尖り、葉脈が突端に終わる事が多い鋸歯は大きく丸い
裏面星状毛と絹毛がある。絹毛は葉脈上や葉柄で確認しやすい。絹毛はルーペなどで拡大しないとわかりにくい。星状毛のみがある。主脈上には毛がなく、光沢がある。葉柄も無毛で光沢がある。
春の若枝細く、絹毛を密生。やや太く、無毛で光沢がある
当年枝夏以降、絹毛は脱落するが、少なくとも頂芽付近には絹毛が残る。薄汚れた感じになる。無毛で白褐色。表面はなめらか
雌花序柄があり、数個以上の雌花を付けるが、やがて伸びて雌花の間は間隔があく雌花序はコナラに比べて密集しており、柄が短い。
若い堅果実柄が明瞭。短い場合もあるが、数mm以上から1cm近い柄があるものが普通。柄はほとんど確認できない場合が多い。あっても2mm程度。

1.葉の区別点 2.枝と花序の違い 3.コナラ 4.ナラガシワ


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