コナラ Quercus serrata Thunb. ex. Muuray  (ブナ科 コナラ属
 コナラの枝は、若枝の時には絹毛に覆われている。絹毛は次第に脱落するが、頂端や芽の付近では次年まで残ることが多い。春の芽出しは赤く、なかなかかわいい。

 若木の樹皮は光沢のある灰褐色であるが、やがて縦に不規則な割れ目ができる。樹皮は剥がれ落ちにくいようで、巨木になると光沢のある平坦な部分がほとんどなくなり、割れ目の断面ばかりが見えるようになって見慣れている里山のコナラとは全く異なった樹皮になってしまう。
若い枝は絹毛に覆われている冬の枝と頂芽;先端部には絹毛が残っている春の芽だし;赤い若葉と雄花序
里山に生育するコナラの樹皮光沢のある灰褐色の部分と割れ目胸高直径1m近いコナラの樹皮

1.コナラ 2. 3.葉の変異 4.コナラの花 5.紅葉 6.枝と樹皮 7.ナラガシワとの区別点
種名一覧科名一覧雑学事典目次Top