フウ Liquidambar formosana Hance (マンサク科 フウ属
 フウは台湾から中国南部原産の落葉高木。江戸時代中期に渡来したとされる。同属のモミジバフウとともに並木や公園などに植栽される。樹高は20mほどになるとされるが、原産地では40〜60mもの大木になるという。古くから公園などに植栽されてきたが、近年では街路樹に使われることが多くなり、目立つようになってきた。漢字では「楓」であり、これが本来のカエデであるのかもしれない。
 葉は7〜15cmで3つに中裂する。新葉時には葉柄や裏面に毛があるが、やがて脱落して少なくなる。若枝には褐色の毛が多い。4月、葉の展開と同時に、枝先に総状の目立たない花を咲かせる。


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