ヤナギラン Chamaenerion angustifolium (アカバナ科 ヤナギラン属
 ヤナギランは本州中部以北、北海道、ヨーロッパ・アジア・アメリカに広く分布する多年草。主に針葉樹林帯の草地などに群生し、美しい花を咲かせるので栽培されることもある。茎は枝分かれせず、高さ1mを超え、頂に花序を形成する。花は紅紫色で花弁は4枚、萼も4枚で、花弁よりも濃い。雄しべは8本で、雌しべの柱頭は4つに分かれる。花期は長く、比較的温暖な場所では6月の後半に咲き始め、冷涼な地域では8月に咲く。細長い果実は先端から4裂し、中から白い毛をつけた種子を散布する。
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