ナワシロイチゴ Rubus parvifoius (バラ科 キイチゴ属
 ナワシロイチゴの葉は3枚の小葉からなる複葉のものが図鑑にはよく掲載されている。花や果実を付ける茎では3枚の小葉からなる葉が付いていることが多いためであるが、勢いの良い茎では5枚の小葉からなる複葉が形成されている場合が多い。葉の中脈にも棘があり、有毛。小葉の周辺は荒い欠刻と明瞭な鋸歯があり、鋸歯の先端は突端で終わる。葉の裏面は微細な毛で覆われており、灰白色。脈上には、やや長い毛が密生している。真夏の日射が強いときには葉を丸め、裏面の白さが目立つようになる。夏の日射しを避けているようである。
花が咲く茎の葉小葉の裏面先端部の拡大
勢いのあるシュートに形成される葉中脈の棘

1.ナワシロイチゴ 2. 3.
種名一覧にもどる / 科名一覧にもどる / 雑学目次にもどる / HPにもどる