ナワシロイチゴ Rubus parvifoius (バラ科 キイチゴ属) |
ナワシロイチゴの開いた花を撮影しようと狙っていたが、果たせなかった。花弁は開かないのであった。5月から6月にかけ、萼が開いても花弁はしっかりと閉じている。先端部から雌しべの柱頭が覗いている。花を分解してみると、たくさんの花柱が束になっており、周囲に基部が合着した雄しべが取り巻いている。その基部に蜜が分泌されているのがわかる。さて、どのような虫が蜜を吸いにくるのであろうか。やがて花弁が落ちると、多数の雄しべが表れてくる。まず雌しべが成熟し、その後に雄しべが成熟するのではないかと思う。 |