コガクウツギ Hydrangea luteovenosa (ユキノシタ科 アジサイ属
 コガクウツギは本州の東海地方以西、四国、九州に分布する落葉低木。樹高は2m程になり、若い枝は黒紫色を帯び、葉はつやがある。低木層の少ない谷筋の二次林などに生育し、道端ではよく日があたるので、見事な開花が見られることがある。間伐されているヒノキの植林地で群生していることもある。初夏に装飾花をちりばめた花序を形成する。装飾花の飾り弁は3〜5枚。中央部には5枚の花弁を備えた両性花があるが、目立たない。和名はガクウツギよりも花が小さいことによる。
コガクウツギの開花
1つの花序には数個の装飾花がコガクウツギ

1.コガクウツギ 2. 3.果実 4. 5.枝と冬芽
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