コガクウツギ Hydrangea luteovenosa (ユキノシタ科 アジサイ属
 コガクウツギの花序は10-20個ほどの花から成るが、その内数個は大きな花弁状のものを備えておりよく目立つ。飾り立てているように見えるので、装飾花という。花弁に見えるものは萼であり、3〜5枚のものがあるが、3枚と4枚が多いようである。飾り弁の数は、株によって偏りがある。装飾花の中心には、退化しているもののちゃんと5(〜3)枚の花弁があり、雄しべや雌しべもあるが、結実しない。種子を形成する普通花は、5枚の長さ3mmほどの花弁を持つ。色は淡黄緑色ですぐに脱落してしまう。雌しべの柱頭は2〜3に分かれている。
普通花の周辺に数個の装飾花が花弁に見えるものは萼
装飾花の中心には、花弁・雄しべ・雌しべがある普通花の花弁は小さく、目立たない

1.コガクウツギ 2. 3.果実 4. 5.枝と冬芽
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