コガクウツギの花序は10-20個ほどの花から成るが、その内数個は大きな花弁状のものを備えておりよく目立つ。飾り立てているように見えるので、装飾花という。花弁に見えるものは萼であり、3〜5枚のものがあるが、3枚と4枚が多いようである。飾り弁の数は、株によって偏りがある。装飾花の中心には、退化しているもののちゃんと5(〜3)枚の花弁があり、雄しべや雌しべもあるが、結実しない。種子を形成する普通花は、5枚の長さ3mmほどの花弁を持つ。色は淡黄緑色ですぐに脱落してしまう。雌しべの柱頭は2〜3に分かれている。 |