ウツギ Deutzia crenata (ユキノシタ科 ウツギ属
 ウツギは北海道、本州、四国、九州に生育する落葉の低木。林縁や雑木林、崖、畦などに生育する。和名は「うつろな木」の意味であり、茎の中心に穴が開いていることに由来する。ウツギの花が「卯の花」であり、♪卯の花の匂う垣根に〜♪と歌われている。勢いのよい茎は立ち上がるが、それから出た枝は横に広がる。小川のほとりや斜面下部などのやや水分条件のよい場所に生育することが多く、刈り込んで生垣にも使われた。5月頃に白い花をたくさん付け、よい香りがある。蜜もたくさん出すようで、たくさんの昆虫が花に群がる。
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