ウツギ
Deutzia crenata
(
ユキノシタ科
ウツギ属
)
ウツギの花は5月の中ごろから咲き始め、山地では6月の終わり頃まで花が見られる。花弁は5枚であり、直径は1cmほど。注意してみると、10本ある雄しべの花糸が幅広く、翼状になっている。このような形の雄しべはこの仲間の特徴らしい。雌しべは基部から3(〜5)本に分かれ遅くまで残る。ジックリ観察するとなかなか面白い形の花である。たくさんの昆虫が来訪するので、蜜の分泌も多いのであろう。八重咲の園芸品種(サラサウツギ)もある。
1.
ウツギ
2.
花
3.
葉
4.
果実と樹皮
5.
サラサウツギ