チャノキ Camellia sinensis (ツバキ科 ツバキ属
 チャノキは中国原産の常緑樹であり、日本の温暖な地方では栽培されていたものから野化している。日本には1191年に渡来し、緑茶用に各地で栽培されるようになった。栽培されている場合は刈り込まれているが、放置すると10m近くになる。葉は長さ5〜9cmで表面は光沢があり無毛。裏面は緑色で若葉の時には毛があるが、やがて落ちるが中脈には遅くまで毛が残る。縁は鈍鋸歯がある。葉脈は裏面に突出している。秋の終わり頃から初冬にかけて白い花を下向きに咲かせる。その眼で見ると、なるほどオシベがたくさんあり、ツバキ属と納得できる。果実はヤブツバキよりも小さく直径2cmほど。


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