ツバキ科 Theaceae

 ツバキ科の植物は北半球の熱帯から亜熱帯に中心を持つ植物群で、日本は分布の北限に近い。木本であり、厚い光沢を持った葉を持つことが普通であるが、ナツツバキのように寒冷な地域に適応して落葉になった種もある。花の基本数は5であるが、花弁は5枚以上あることがあり、雄しべが多数あることは原始的な性質を残している。
 代表的な属としてはツバキ属があり、花の少ない冬季に開花することもあって、多くの園芸品種が作出されている。



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ツバキ属(果実が裂開する)
ヤブツバキ Camellia japonica
サザンカ Camellia sasanqua
チャノキ Camellia sinensis

ナツツバキ属
ナツツバキ Stewartia pseudocamellia

サカキ属
サカキ Cleyera japonica

ヒサカキ属
ヒサカキ Eurya japonica
ハマヒサカキ Eurya emarginata

モッコク属(果実が裂開せず、液果を形成する)
モッコク Ternstroemia gymnanthera
 

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