モッコク Ternstroemia gymnanthera Sprague (ツバキ科 モッコク属) |
モッコクの花はクリーム色で、6月の後半から7月にかけて咲く。真冬には大きなつぼみが形成されており、咲くまでに半年以上の年月を費やしている。花はクリーム色で目立たないが、高貴なイメージのある香りがあり、目立たない事を香りでカバーしている。花弁は5枚で長さ8〜12mm。イメージはかなり異なるが、雄しべは多数あり、ツバキ科の特徴を示している。果実は直径1〜1.5cmで秋に赤く熟し、裂開して赤い種子がのぞく。果皮の割れ方はヤブツバキのように法則があるわけではなく、ただ単に乾燥してひび割れたという感じ。 |