アキニレ  Ulmus parvifolia Jacq.  (ニレ科 ニレ属
 東京の日比谷公園を散策していると、アキニレの下の地面に見慣れぬものがあった。根の一部が肥厚してお饅頭状になっている。上面は年輪があるようにも見える。根発芽した茎をこの位置で切ったのであろうか? それとも、踏みつけられて傷付いた場所が「たこ」のようになってしまったのであろうか? 何本もこのようなアキニレを見ることができるので、特異な例ではないのかもしれないが、他の場所では見たことがない。
 アキニレは、根から発芽して茎を出すことができる。河原で生育していたアキニレを除去したことがあるが、完全に除去できなかった根からたくさんのアキニレが再生し、個体数は増加してしまった。日比谷公園の例は、関東ロームが流れてしまい、根が地表に出てしまったために、起こった現象ではないかと思う。
アキニレの根瘤これ、なんでしょう?
根の上が円盤状に盛り上がっている上面には年輪状の模様がある

1.アキニレ 2. 3.種子 4.冬芽 5.樹皮 6.根? 7.短枝?

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