ケテイカカズラ Trachelospermum jasminoides var. pubescens (キョウチクトウ科 テイカカズラ属) 
 ケテイカカズラはテイカカズラと同様に、葉の形は大きく変化する。地面を這って伸びていく葉には文様があり、冬には赤く色づくこともある。このような葉の形に2形があるのは、ツル植物では良く見られる現象である。葉の表面は無毛であるが、裏面には毛があり、特に脈上には毛が目立つ。葉の縁はテイカカズラが内巻きするのに比べ、内巻きしない点、長さに比べて幅が広く、ずんぐりしている点などがテイカカズラとの区別点であろう。
 若い茎には毛が密生している。しかしテイカカズラの若い茎にも毛があるので、相対的な違いである。


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