スイカズラ Lonicera japonica Thunb. (スイカズラ科 スイカズラ属) |
スイカズラは春に1カ所から2つ花を咲かせる。つぼみは薄く紅色を帯びており、開花した直後は白色、やがて黄色になり、最後には紫色を薄く帯びる。この花の色が変化する葉形の変化する状況から、金銀花という呼び名もある。花の形はおもしろい。スイカズラ属の他種の花冠の先端は普通に5つに分かれているが、スイカズラの花は5つに分かれているものの、4つは上側に、1つは下側に反り返っている。見方によっては手のひらのようであり、親指以外の4本をひっつけて上に反らし、親指を下に広げたような形となっている。花筒には毛があり、雄しべは5本。雌しべの先端の柱頭は大きい。 |