ヤマツツジ Rhododendoron obtusm var. kaempferi   (ツツジ科 ツツジ属) 
 ヤマツツジは、北海道南部・本州・四国・九州の暖温帯域全域に生育する落葉半低木。図鑑には高さ1〜5mと記されているが、高さ競争は苦手ではないかと思っている。ヤマツツジの群生と開花が目立つのは、沿岸部の痩せたアカマツ林と県北の脊梁山地の尾根筋である。気候的には大きくかけ離れているが、強い日照があるという点では共通性がある。日照の強い尾根筋に生育する個体の葉は厚くて光沢があるが、アカマツ林内に生育するものでは葉は光沢が少なく、柔らかくて花数も少ない。
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