イブキジャコウソウ Thymus serpyllum subsp. quinquecostatus 
 八方尾根を上がるときには気づかなかったが、ロープウエーの駅付近に設置してある植栽枠に地元の植物が植え込んであった。その中にイブキジャコウソウも植栽されていた。土壌条件がよかったためか、ほとんど花は終わっていたが、咲いているものもあった。この仲間にはハーブとしてだけではなく、グランドカバープランツとして栽培されるものもあり、イブキジャコウソウも生産されているようである。
 日本における分布は広く、北海道・本州・九州に及び、朝鮮・中国・ヒマラヤまで広く分布する。和名は「伊吹麝香草」であり、滋賀県と岐阜県の境界にそびえる伊吹山に生育する麝香草の意味。
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