イブキジャコウソウ Thymus serpyllum subsp. quinquecostatus 
 8月の後半、礼文島でイブキジャコウソウを見ることができた。群落は山道の切り通しに多く、最も美しい群落は時折崩れると思われる砂礫の斜面であり、氷河期に形成された礫原が後氷期に安定して草原になったものの、その後の道の建設で再び礫原が動き出した場所と推定された。面白い景観であった。
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