カワラマツバ南西諸島を除く全国に分布する多年生の草本である。河原松葉という名称は、河原に生育する松のように細い葉の植物であるという意味であろうが、河原に生育するというよりも、堤防法面やため池の堰堤、畦道の路傍などに生育することの方が多い。葉は細く、8〜10枚が輪生している。葉は厚ぼったくて光沢がある。葉の質が違うが、なるほど
ヤエムグラの仲間である。冬は草丈が低く、輪生した葉間の茎は短いが、初夏には節間が長く伸びて花序が形成される。花は特有の臭いがあり、花弁は4枚、雄しべも4本であるが、花弁数5のものも混じる。