ジャガイモ Solanum tuberosum (ナス科 ナス属)
ジャガイモの実を見たことがありますか?。私はジャガイモ王国(?)北海道で生まれた人間ですが、この度、初めてジャガイモの果実にお目にかかれました。大学院生のN君が、「実家の畑でジャガイモが実をつけたんですが...。」と現地の画像(上側の2枚)と現物を持って来てくれました。「何これ?。ミニトマトじゃん?!。なるほど、立派なナス科だ。」。あちこちのホームページを覗いて見ると、男爵やメークインなどの品種では通常花が咲いても実がつかず、デンプン採取用の品種などではよく実がつくとのことです。また、実のつきにくい品種でも、春から初夏までの気温が高い年は開花量も多く実をつけやすいらしいです。ジャガイモは品種改良を重ねて、沢山の芋をつけるものが選択されてきたはずです。ポマトの話のように、花を多くつけると芋が貧弱になることから、現在普通に畑で見かける品種のほとんどは、実のつきにくいものと考えられます。今年は春先からビックリするほど暖かい日が続き、全国各地でソメイヨシノの開花が数週間早まったわけですが、影響を受けていたのはソメイヨシノだけではなかったようです。