ヒメイワダレソウ Lippia canescens (クマツヅラ科 イワダレソウ属
 最初にヒメイワダレソウに出会ったのは、あるお宅の庭であった。庭一面に広がって生育しており、足の踏み場もない状態。しかし、結構踏みつけにも強いようである。東南アジアや南米など原産とのこと。昭和初期に導入されたそうであるが、近年は地披植物(グランドカバー)として注目され、各地でみるようになった。
 茎は地面を這い、葉は対生。枝分かれして広がり、群落を形成する。花はランタナそっくり。花は5月頃から咲き始め、地面を這う茎から花茎を出す。かなり長期間にわたって花を咲かせ、9月頃にも少しではあるが花が残る。不稔であり、栄養繁殖のみで増えるとのこと。


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