イガクサ Rhynchospora rubra (カヤツリグサ科 ミカヅキグサ属
 イガクサは、わざわざ種子を拡大して観察しなくても、同定できる種であり、花序がひとつの頭状花となっている特徴がある。種子を見ると、種子の肩の部分に短毛があり、これも同じ属の種とは際立った違いである。このほか、柱頭が分裂しないなどの特徴は、ミカヅキグサ属の中では類似種がない。このためにミカヅキグサ属とは異なる系統の種ではないか?との意見があるのもうなずける。
 種子は倒卵形で、長さ1.5〜1.8mm。刺針短く、果実の1/2〜1/3で上向きにざらつく。


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