| ホンゴウソウ Andruris japonica （Makino） Giesen （ホンゴウソウ科 ホンゴウソウ属） |
| ホンゴウソウの花は7月から10月に咲くとのこと。腐生植物にしては開花期が長い。観察中であるが、茎の下部ではすでに種子が熟して裂開している果実があるので、ある程度の期間、次々と花を咲かせ、種子を稔らせ続けるものと思われる。雌花序の直径は1.5mmほど。多数の雌しべが伸びて受粉を待っているが、雄花はなんとも貧弱であり、いったいいくつ花粉を作っているのであろうか？ この程度でちゃんと受粉ができる仕組みには興味がもたれる。長い開花期間と貧弱な雄花からの確実な受粉の仕組み解明が本種のライフサイクルの解明ポイントではないかと思う。 |
