ネ ズ  Juniperus rigida  (ヒノキ科 ネズミサシ属
 ネズの雌花は3つの種鱗が目立って淡紅褐色。毬果は直径8〜10mmで白緑色。中には3つの種子が入っているとのこと。毬果は翌年の秋に黒紫色に熟す。
 ネズには、時として茎の先端に果実や花と紛らわしい黄緑色のものができる。ネズミサシメチョウチンフシという虫こぶ(虫えい)で、中に虫の幼虫がいる。この虫は早春に茎の先端に食い入って、虫こぶを形成する。5月には成虫となって虫こぶから脱出するので、虫こぶは茶色になって脱落してしまう。したがって、この虫こぶを見ることができるのは、春だけであることになる。
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