ヘゴ Cyathea spinulosa (ヘゴ科 ヘゴ属) |
ヘゴは年々高くなって樹木のように生長するが、形成層を持たないシダ植物であるので、樹高が高くなると栄養分や水の吸収の仕組みに問題が発生するのではないか? どのようになっているのか、疑問に思っていた。茎の構造は、細い茎の周辺を不定根が密に覆ったものになっているとのこと。根が古くなると、数mもの上から新しい根を伸ばす必要があることになる。高くなれば十分な日照を得ることができるが、水や栄養分の吸収に関する根に相当の投資を行わなくてはならず、限界があることになる。この周辺の絡み合った根の部分がヘゴ板(柱)として園芸資材として販売されている。 |