細見谷林道建設に関するこれまでの概要
細見谷林道整備に関します委員会は、9回の会議と2回の現地視察により、11月28日に結審いたしました。これに関します信義の経過、個人的印象などにつきまして、簡単ではありますがご報告させていただきます。
1.委員会設立の経緯
委員会は、次のような環境の中、設立されました。
平成2年、広島県自然環境保全審議会自然公園部会 広島県は、林道開発と自然環境保全との調和を図るべく、環境保全に留意した弾力的な林道の設計施工を求める旨の要請を行っている。 |
平成12年、林野庁の期中再評価委員会 「本区間は、森林管理・施業への効果、森林の総合利用施設へのアクセス改善及びワサビ栽培振興等地域振興への効果が期待され、地元の要望も強いことから、環境保全への配慮等のために幅員を縮小するなど計画路線の一部を変更した上で、事業を継続することとする。この計画路線の変更は、費用などから見ても妥当といえる。なお、渓畔林部分については、環境保全に十分配慮して事業を実施する必要がある。」との評価を行い、事業の継続を承認している。 |
報告書名:緑資源幹線林道 大朝・鹿野線 戸河内・吉和区間(二軒小屋・吉和区間)環境保全調査報告書 環境保全調査検討委員会委員構成 石橋 昇:広島大学名誉教授 鳥居春己:奈良教育大学自然環境教育センター助教授 中村慎吾:比婆科学教育振興会事務局長(座長) 波田善夫:岡山理科大学総合情報学部教授 日比野政彦:日本鳥類保護連盟・日本鳥類標識協会会員 |