2.審議の経過
委員会発足の時点においては、すでに環境調査が実施されていた。元々アセス法にのっとった調査ではないので、生態系の調査は行われておらず、植物相に関しても通常のアセス調査で実施される、4季の調査も実施されていない。いわゆる緑資源規格による簡便調査であった。このような状況に加え、路線や工法も確定しておらず、環境調査に耐える地図も存在していない状況の中では、満足な調査が実施できないのは当然である。
このような状況の中、委員会の審議が行われることになった。詳細な審議経過は省略するが、従来の林道建設における緑資源の態度に比べ、まことに柔軟であり、「林道の整備を中止する事」以外は、ほとんどの要求に対して対応する姿勢であった。この点に関しては、事前の予想に比べてまことに意外な点であった。対立点がどんどん消滅していくわけであり、暖簾に腕押しの感があった。緑資源としては、真摯に対応したということであろう。
林道整備に関しては、調査不十分でありながら、多くの事項が指摘され、それに対して対応策が立案され、採用された。その意味では、エコロードといっても過言ではないものとなるはずである。
委員会・現地視察
2004/06/04:第1回委員会 広島グランドインテリジェントホテル
2004/09/10:第1回現地説明 廿日市市、安芸太田町
2004/09/11:第2回委員会委員会 安芸太田市
2004/10/26:第2回現地説明 廿日市市、安芸太田市
2004/11/09:第3回委員会 広島グランドインテリジェントホテル
2005/02/05:パブリックコメントヒヤリング JAL CITY広島
2005/02/28:第4回委員会 JAL CITY広島
2005/03/09:第5回委員会 広島グランドインテリジェントホテル
2005/05/16:第6回委員会 広島グランドインテリジェントホテル
2005/07/10:第7回委員会 JAL CITY広島
2005/10/07:第8回委員会 広島グランドインテリジェントホテル
2005/11/28:第9回委員会 JAL CITY広島