シナアブラギリ　Aleurites fordil Hemsl 　（トウダイグサ科　アブラギリ属）
　シナアブラギリは中国原産の落葉高木。栽培されていたものであるが,暖地の山野に野化している。花の時期になると思わぬ場所に群落を形成して生育していることがわかり、オヤオヤ！　である。遠目には、サクラの開花を思わせるほどの花を咲かせる。花期は長く、ソメイヨシノが咲き終わった頃から目立ち始める。
　生育状況を見ていると,単独で生育していることもあるが群落を形成している事が目立つ。最初は油を採るために栽培していたのだと思っていたが,樹齢が若いので今時栽培でもあるまい？　と思い始めた。一度生育すると、大きな種子を近隣に散布して群落を形成するのかもしれない。
　理科大の構内では、10学舎とコンビニ前駐車場に囲まれた斜面にかなりの個体が生育している。 　

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