シナアブラギリ Aleurites fordil Hemsl (トウダイグサ科 アブラギリ属) |
シナアブラギリはの花は4月の中ごろから5月にかけて咲く。花の中心が朱色であり、なかなか美しい。花弁は5枚がスタンダードであるが、それ以上の枚数を持つものが混ざる。雌雄同株であり、雄花と雌花が咲く。雄花のおしべは長さが違うものが2段に位置する。雌花の柱頭は3つに分かれ、さらに中裂するのが基準のようであるが、4つに分かれるものもある。 果実は直径3〜4cmで大きく、中には数個の大きな種子がある。冬になっても果皮が割れず、なかなか散布されず、開花時期にも前年の果実が、一部残っている。大きな種子が親株の近隣に散布されるので、群落を形成するのかもしれない。種子からは桐油が生産され、油紙やニスなどの塗料用の油などが生産された。有毒なので、動物によって散布されることはないのかもしれない。 |