タカトウダイ Euphorbia pekinensis (トウダイグサ科 トウダイグサ属
 タカトウダイは本州・四国・九州、朝鮮・中国に分布する多年生の草本。時折刈り取られるような草原や森林と草原の境界付近、山道の側などに生育する。全国的には普通種であるとされるが岡山県では少ない。茎は通常1本であり、立ち上がって高さ70cmほどになり、背丈の高いトウダイグサであるとの和名になっている。トウダイグサは人里に多いが、タカトウダイはより自然性の高い草原に生育する。競合する植物が多い場所に生育することが、草丈の高さとなっている。茎の上部で枝分かれし、初夏に花序を形成する。枝先の花は1つの花のように見えるが、1つの雌花といくつかの雄花からなっている。葉は細長く、長さ5〜6cmで幅5〜7mm。縁には細鋸歯があるものが多いとの事であるが、この画像の個体では無い。縁と両面には微細な毛がある。茎頂には3〜7枚の葉が輪生するが、変異が多い。有毒植物である。
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