カラスザンショウ Zanthoxylum ailanthoides (ミカン科 サンショウ属) |
カラスザンショウは本州・四国・九州・琉球、朝鮮南部・中国・フィリピンなどに生育する落葉樹。高さは6〜8mであるが、15mになることもあるという。低地の二次林に生育する。カラスザンショウの葉は大きく、長さ80cmほどにもなる複葉である。葉の中軸には棘がある。裏面には多数の油点がある。茎には大きな棘があり、太くなっても残る。 7月から8月にかけ、枝先に花序を形成し、多くの花を密生させる。果実は秋に枝ごと落下する。種子は黒色で艶があり、果実は独特の香りがある。 |