カラスザンショウ Zanthoxylum ailanthoides (ミカン科 サンショウ属) |
カラスザンショウの茎には大きな棘が付いている。当年枝の棘は緑色で普通の棘であるが、年月を経る毎に棘の基部が生長し、円丘状になる。さらに老木になると刺は落ちてしまい、基部のコルク質の円球状の部分だけになる。このコルク質の突起は幹の肥大によって次第に横に引き伸ばされ、横長の楕円になる。このような棘は同じ属のサンショウにもみられ、よく似ている。 大きな葉が落ちた後には大きな葉痕が残る。維管束の跡が眼と口に見え、動物の顔のようでおもしろい。羊さんの顔のイメージでどうでしょうか? サル? カラス天狗? |