キョウチクトウ Nerium indicum (キョウチクトウ科 キョウチクトウ属) |
キョウチクトウの花は6月から盛夏にかけて次々と咲き、夏を連想させる花の1つである。原種が何色なのかは知らないが、少なくとも赤色のものは結実するので、これが原種に近いのかもしれない。白・黄・赤などの花色や八重咲きなどの品種が作出されている。白色の花を見ると、同じ科のテイカカズラとの共通性が高いのが納得できる。つる植物と低木であり、大きくイメージが違うが、同じ科であるとの見方で見ると、葉の質感も似ているように思えるから不思議である。茎が細く、立ち上がる力が弱いこともツル植物との類似性をみることができる。花の中心部には糸状に裂けた附属体があり、筒状の花弁は先端が5つに分かれている。 |