イチョウ Ginkgo biloba L. (イチョウ科 イチョウ属) |
イチョウは中国原産の落葉高木であり、室町時代から日本各地に植えられている。病虫害にも強く、大きく成長したものが各地のお寺などに見られる。雌雄異株。葉は扇形で、葉脈は平行脈。葉は半円形であるが、中央部で浅裂する傾向があり、若い木ほど深く分かれる。強く剪定した場合なども2つに分かれた葉が出る。枝には長枝と短枝がある。痩せ地にもよく耐えて生育し、萌芽性も高いので、刈り込んで生垣に利用することも出来る。種子はぎんなんであり、食べられる。材は良質で、碁盤などに利用される。 |
光が十分当たる場所では、枝が伸びず、短枝が形成される。上の短枝画像では、10年以上、葉柄の幅しか伸びていない。枝を伸ばす必要がない場合には短枝の形成が資源の節約になる。
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