環境と情報(地域情報生態学)
 生態学は原子レベルから宇宙に至るまでの多様なレベルの成果をあわせて発展しつつある、複雑系を対象とした科学である。生態系を研究の対象とするとき、異なるレベルの研究成果の重ね合わせ・統合は非常に重要である。生態系を構成する様々な種の種生態・種社会、これらの相互関係、生育基盤となる地質・地形・土壌・気候など、多様なレベルにおける研究が必要であり、それらの研究成果が統合される必要がある。

 多様なレベルの多様な情報を統合するためには情報処理が有効であることは、言うまでもない。本講義では、1つの流域や行政単位、あるいはさらに小さな単位の地域を対象とした情報の重ね合わせについて考えてみる。このような地域レベルの情報の収集・統合は見方を変えればその地域の環境アセスメントである。そこで具体例として環境アセスメントを利用し、地域情報の種類と取り扱い、まとめと解析などについて述べていく。
J.環境アセスメント −地域の自然を把握し、解明して評価する−
K.地域情報を解析する手段としてのGIS
V.模擬アセスメント
  アセスメントをやってみよう



○ レポートについて


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