クスノキ Cinnamomum camphora (L.) Sieb. (クスノキ科 ニッケイ属
 クスノキの根張りはすばらしい。1枚目の画像は九州太宰府の境内のクスノキであり、樹高39m、根回り20m、目通り周囲12m、大正11年に天然記念物に指定されている。トトロの木はクスノキか? と思えるほどの巨木である。
 毎日通勤している道の脇に古い自衛隊の官舎があり、取り壊された。庭には自然生えと思われるクスノキが生えていた。深夜に帰宅途中、通りかかると樟脳の強い臭いに気づいた。ついに掘り取られてしまったのである。翌日現場に行ってみると、胸高直径30cm強しかないクスノキの根はすばらしいものであった。太い根が地表面直下に発達しており、直根はない。先端はどこまで広がっていたのであろう。このすばらしい根が地上部をしっかりと支えている。
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