コバノミツバツツジ Rhododendron reticulatum  (ツツジ科 ツツジ属
 コバノミツバツツジの葉は、秋に黄色〜赤色に紅葉し、落葉する。輪生する3枚の葉は比較的早期に紅葉して落葉するが、冬芽を包む小さな葉はなかなか落ちず、紅葉したままで春を迎えることもある。
 子房には毛が密生し、果実にも褐色の毛が密生する。秋に5つに我、中から種子がのぞくが、簡単には散布されないようであり、春まで一部は開いた果実の中に残る。種子は小さいが、風で飛ばされるほどではない。このためであろうか、新たな裸地に侵入する速度は遅くて、結構年月がかかる。
秋の紅葉葉が残った冬芽
大きく膨らんだ冬芽開いた果実

1.コバノミツバツツジ 2. 3. 4.冬芽 5.生育地
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