身近な生物学T 春1学期
○生物学に関するテーマが中心ですが、化学や物理学などにもふれることによって、より本質的に生命にアプローチしたいと思います。
○特に購入しなければならない教科書、参考書はありません。HP中の講義ノートを事前に予習しておいてください。
○レポートと最終評価試験によって評価を行います。
1.生命の誕生
    原始地球における生命の誕生について考える。どのような条件が生命の発生に必要であるのかを中心に議論する。
    発生した生命は、原始地球の環境を大きく変化させた。鉄鉱石や石灰岩の多くはその変化の中で形成されたものである。どのように原始生命が地球環境を変えてきたのかについて考える。
3.生命の上陸
    光合成細菌の出現によって大気環境は大きく変化し、生命は陸上で生活することが可能になった。その仕組みとともに、これに伴う動物の進化について学ぶ。
4.生命の基本構造と共生による飛躍的発展
    細胞の基本構造と機能について学ぶ。現在の細胞は複数の生命体が共生することから出発し、統一された1つの生命体となることによって飛躍的に進化してきた。このようなプロセスと細胞内構造体について理解する。
5.タンパ質の構造と機能
    タンパク質は生命体を構成する物質の中で、非常に重要なものである。たんぱく質の構造と機能について学ぶ。
6.恒常性の維持
    われわれの体は変動が少ないように監視されており、これを恒常性という。どのようなシステムによって恒常性が保たれているのだろうか。また、恒常性が乱されるとどのようになるのであろうか。これについてシステムを学ぶ。
7.神経の仕組みと薬物の習慣性
    神経は多細胞の動物らしさにとって、非情に重要である。神経伝達の仕組みと進化、そしてわれわれの行動に影響を与える物質、薬物との関係にも言及する。
8.まとめと最終評価試験
    講義内容についてまとめを行い、その後に最終評価試験を行う。

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